初心者トレーダーの多くが陥るわなとして、チャートの方向性を掴めていないケースがあります。例えば執行時間軸では上昇トレンドだが上位足では下落トレンドの場合、方向感をつかめなくなり取引に迷いが生じたり、強気のトレンド相場と同じ取引方法で対応するなどFXで勝てていない人には明確な理由があります。
チャートの方向感を掴めない=地図を読めない(方向音痴)
車を運転する際にはナビなど便利なものがありますが、裁量トレードをする際にナビの役割をするのがダウ理論です。
ダウ理論についてはこちらの記事で詳しく解説していますが、こういった目線の基準となるチャート分析方法を曖昧にしているトレーダーはいつまでたってもトレードが上達することはありません。
FXで一生涯稼ぐスキルをマスターするためには、1つ1つのパーツを完成させて、そのパーツを組み合わせて1枚のパズルにする必要があります。
チャートの流れを判断する為に必要なパーツは、ダウ理論です。
ダウ理論さえマスターしていれば、1分足、5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足など幅広い時間足で明確な基準を持って流れを判断することができるようになり、チャートが初めて地図のように機能することになります。
チャート分析をしていく際に自分なりの明確な基準を作っておきましょう。
・基準となる時間軸を決める。
・目線の基準はダウ理論。
例えば15分足が自分の基準となる時間軸だとした場合には、そこから負けやすいポイントを抽出して徹底的に過去のチャートパターンを確認していきます。そうすることでいくつかの法則性が見えてきます。
レンジ相場やトレンド転換で負けやすいのであれば、ダウ理論でトレンド時とレンジ相場とトレンド転換の3つにチャートを分けていき、パターンを見つけていきます。
基準となる時間軸である程度の法則性が見えてくれば、上位足へと同じように法則性を見つけていきます。この作業は時間と手間がかかりますが、一度相場の流れや特徴を理解してくれば一生涯稼ぐためのスキルになりますので手抜きをせずに過去1年分くらいを分析しましょう。
こういった地道な検証作業を行える人が結果的にはFXで稼ぎ続けるトレーダーへと成長します。9割ものトレーダーが稼げない理由は、「楽して稼ぎたい」という心理から面倒な作業は行わない傾向にあるからです。しかし、負けている人と同じようなことをしていてもいつまでたっても勝てるようにはなりません。
本質を理解して行動する人こそ成功を手にすることができるのです。
コメント