先行指標であるフィボナッチをマスターしよう!
フィボナッチは機関投資家や欧米トレーダーに人気で、トレンド相場での押し目や戻し目を予測したり、ターゲット(目標値)を予測するツールです。
フィボナッチを基礎から応用まで勉強していこうと思えば奥が深く、とても1日で学べるほど単純なものではありません。今回はフィボナッチを使う上で最低限必要な知識を学ぶという目的で、実践相場でのフィボナッチの引き方や使い方について解説していきます。
■フィボナッチの使い方
フィボナッチでは2通りの使い方があり、
●1つ目は戻し(リトレースメント)を予測する方法です。
上昇相場であれば、押し目がどのあたりになるのか?下落相場であれば戻し目がどの辺になるのか?をフィボナッチを使ってローソク足の動き(プライスアクション)と組み合わせながら判断していきます。
●2つ目は、戻しを入れた相場がどこまで進行するのかを確認するエクステンション(ターゲット)を予測する方法です。
■フィボナッチの引き方について
A,相場が上昇トレンドの場合のフィボナッチの引き方。
高値から安値に向かってフィボナッチを描きます。この場合、高値が100%で安値が0%になります。
B,相場が下降トレンドの場合のフィボナッチの引き方。
安値から高値に向かってフィボナッチを描きます。この場合、安値が100%で高値が0%になります。
■フィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチで戻しを確認する際に重要になるのが、以下の数字です。
トレンド相場で押し目や戻し目が入り反転したポイントがフィボナッチの表示(61.8%戻し)で反転した際には、最も強い相場だと判断をします。
50%ラインで反転した場合には、61.8%の次に強い相場だと判断します。
38.2%ラインで反転した場合には、やや弱い相場だと判断をします。
フィボナッチ・リトレースメントの強弱
61.8%戻し>50%戻し>38.2%戻し
[box color=”green” title=”間違いやすいポイント”]
仮に上昇トレンドの場合、高値⇒安値にフィボナッチを描いた時に、61.8%と表示されている場所はフィボナッチを描いた全体から見ると実質は「38.2%戻し」ということになり混乱しやすいのですが、あくまでフィボナッチを描いた表示通りに判断していきましょう。
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■フィボナッチ・エクステンション
フィボナッチの戻し(リオトレースト)からターゲットを判断する方法。
フィボナッチを引いて戻し(リトレースメント)が61.8%で反転した際には、ターゲット(エクステンション)は161.8%になります。
50%戻しの場合は、138.2%から161.8%がターゲットになります。
38.2%戻しの場合は、127.2%がターゲットです。
フィボナッチの使い方まとめ
フィボナッチは正しい使い方を知ることで強力な武器となります。
私の考えは少し極端かもしれませんが、為替相場は戦場だと思っています。なにも武器を持たず戦い方も知らずに飛び込めばラッキーで勝つことはできても、いつかは負けて相場から退場することになります。
中途半端な知識ではなく、基礎的な事こそ徹底的に理解して実践レベルで使いこなすまで繰り返し学習していきましょう。
少しでも参考になれば応援お願いします。
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コメント
一番解かりやすかった。 ありがとうございました。