Pivot(ピボット)とは
1日の値動きを予測するために使用される指標がPivot(ピボット)です。
Pivotでよく使われるのがデイリーピボットとウィークリーピボットの2つで、重要度で考えるとデイリーピボット<ウィークリーピボットになります。
デイリーピボットは、前日の日足(高値・安値・終値)から計算される指標です。
ウィークリーピボットは、週足(高値・安値・終値)から計算される指標です。
R2ライン=ピボット数値+(高値-安値)
R1ライン=ピボット数値+(安値-ピボット数値)
ピボットライン=(高値+安値+終値)÷3
S1ライン=ピボット数値-(高値-ピボット数値)
S2ライン=ピボット数値-(高値-安値)
ピボットではP、S1、S2、R1,R2と表示されます。
意味としては
P=ピボットポイント
S1=サポート1
S2=サポート2
R1=レジスタンス1
R2=レジスタンス2
Pivot(ピボット)の基本的な使い方
チャートにピボットを表示すると各ポイントに時間の経過とともに水平線が描かれています。この水平線を利用してトレードの決済ポイントとして考える方法、相場の節目として考える方法の2通りがあります。
1、トレードの決済場所としてPivot(ピボット)を使う場合。
(上図解説)
aの場所で売りでエントリーをします。
上図ではピボットS1とS2を決済場所として考えることができます。
実際のチャートでは、最初のS1ラインが意識されて早く利益確定をした人がいたということがローソク足の反応から判断できます。
現状ではS2をターゲットとして市場が動いていることが確認でき、相場のボラティリティによってbもしくはcの位置で決済判断をしていきます。
2、相場の節目として考える方法
(上図解説)
ピボットS1ラインが意識されて何度も価格が跳ね返されています。
上位時間軸のトレンドとしては下落ですが、下位時間軸では4回もサポートをされていることからS1を明確にブレイクしなければ売りのエントリーが難しいと考えられます。
このようにピボットラインを使って相場の節目として利用する方法や、エントリー後の決済ポイントとして利用する方法があります。
Pivot(ピボット)のMT4インジケーター
MT4でピボットを表示させた場合には標準のインジケーターはありませんので、以下よりダウンロードしてお使いください。
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ピボットはデイトレード等の短期売買で役立つ指標の1つです。
世界中に多数の愛用者がいますので使いこなせるようになればトレードの幅が広がります。
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