トレードに慣れていない駆け出しのころは、あれやこれやとテクニカル指標を駆使してトレード判断をしていこうと考えるものです。
自分も移動平均線、ボリンジャーバンドに始まり、オシレーター系のRSIやストキャスなど使えそうなテクニカル指標は一通り試してみました。でも最終的には、ダウ理論や水平線を使うシンプルな環境認識やトレード方法が基礎になければ相場で稼ぎ続けることは難しいと考えています。
ドル円の最近のチャートを使ってダウ理論の環境認識と水平線を使う簡単なトレード方法について解説しています。
それでは動画解説の復讐をしていきましょう。
動画解説ではデイトレードを目的として、4時間足と1時間足の環境認識からトレードプランを導いていますが実際のデイトレードでは更に時間軸を落として15分足や5分足で最終的なエントリーポイントを絞り込みます。
ドル円4時間足チャート。
4時間足では、
aの高値からbまで下落。
bからcまで戻しを入れましたが、aの高値を超えられず。
cからdの下落で、bの安値をブレイク。
(この時点で高値と安値の切り下げが確認できますので4時間足では下落ダウで売り優勢だと判断することができます。)
ドル円1時間足チャート
4時間足と同じように1時間足も確認してみましょう。
aからdの波形を確認してみると高値と安値を切り下げて1時間足では下降ダウの条件がそろっています。
しかし、その後のdからeの上昇で直近安値をブレイクしていますが、直近高値ブレイクもしています。
ここで考えられるのは3パターン(1、横ばい2、上昇、3下落)。
その後の状況を確認していきますと、
eからhまでの波形で1時間足で下降ダウが確認できます。
そしてiからjの波形で完全に下降トレンドだと判断できるのですが、すぐ下に4時間足のサポートラインがあり注意しなければいけません。
1時間足で売りのトレードプランを考えるのであれば、
4時間足サポートラインブレイク。
更に確度を上げてエントリーポイントを絞り込むなら、4時間足サポートラインをブレイクした後にレジスタンスラインに役割が転換するロールリバーサルを確認してのエントリーです。
今回はシンプルにダウ理論と水平線を使うトレード方法を説明しました。
裁量トレードの基礎的な考え方になりますので参考になれば幸いです。
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